これでマスター!巴不得,恨不得の意味と使い方

「巴不得」の意味と使い方

「巴不得」の意味は「切実に願う」という意味で、心からの強い願いを表しています。
わかりやすく言うと、~したくてたまらない!というように、
あるものごとの実現を強く望んでいる場合に使えます。
さらに細かく言うと、実現可能性が高い、実現できるであろうことがらに対して使います。
基本的には話し言葉で使われるので、作文などには適さない表現です。
よく「巴不得」の後ろ側に“马上”、“立刻”、“就”などが使われます。

1、~したくてたまらない。 

最もよく使われるのが、~したくてたまらないという形で、
助動詞的に使われます。具体的には動詞の前側において使います。

下記が例文です。


shàngchūwánér
「遊びに行きたくてたまらない。」

zǎodiǎnhuíjiā
「彼は早く家に帰りたくてたまらない。」

2、嬉しくてたまらない。

こちらも、たまに聞く使い方です。「巴不得呢」で嬉しくてたまらないと表現できます。

xiàxīnggēnnánpéngyǒuyuēhuìne
「来週彼氏とデートに行くので、嬉しくてたまらない!」

「恨不得」と「巴不得」の違い、使い分け。


「巴不得」とよく似た表現で「恨不得」があります。
「恨不得」は実現可能性が低いことに対しての、強い実現への思いを表現します。
具体的には、「あの有名女優と結婚したくてたまらない」、「タイムスリップしたい!」などです。
さらに詳しく説明すると「恨」という感じには「不満」を表す意味があり、
そこから、「恨不得」は自分の願望が実現されず(実現可能性が低く)、
満足できない状況から発生する、強い実現への思いと考えると理解できるかと思います。

hènhuídàodeshēnbiān
「彼女のそばに、すぐに戻りたくてたまらない。」

この文では、彼女のそばにすぐには行けないという状況が、
「恨不得」からわかります。
二人は遠距離恋愛をしているのかななどが想像できます。
反対に「巴不得回到她的身边」だと、実現可能性が高い場合になるので、
近くに住んでいて、いつでも会える状況の中での、会いたくてたまらない気持ちが表現されます。

中国語博士

巴不得と恨不得は実現可能性の違いで
使い分けるといいんじゃぞ!
同じ文でも、恨不得と巴不得で
相手への伝わり方が変わるのも面白いポイントじゃ!

違いがわかったでしょうか?
今後ともレッツゴー中国語の応援をよろしくお願いいたします!

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